- 美容室におすすめの顧客管理ソフト・アプリ
- システム導入のメリット・デメリット
- 各システムの費用や機能についても解説
- 紙で顧客管理をしているならデジタルに移行するべき!

顧客管理をしたいけど、どうすればいいのかな?



顧客管理アプリを使いたいけど、どれがおすすめなの?



まず最初にお伺いしたいことは、顧客管理の重要性を理解していますか?
顧客管理をするメリット
- 顧客満足度の向上
- 効率的なマーケティングを打てる
- 売上の安定化・向上に繋がる
- スタッフの業務効率化
- 顧客との関係強化
- データの分析と活用
- セキュリティ面の強化
など、顧客リストの活用は美容室経営をする上で必要不可欠です。
今回の記事では、美容室や理容室で使える顧客管理ソフト・アプリのおすすめを紹介いたします。
実際に使ってみないとわからないことも多いですが、わかりやすく比較してまとめてます。
顧客管理を整える際の参考にしてください!
監修者


西脇 敬久
株式会社DAM代表取締役。MBA、公認会計士、税理士の資格を所有。美容業界に特化した公認会計士として、美容院の顧客を多数抱える。美容院経営で必要な数字を明確にし、”誰でもわかる会計の見える化”で18%の利益率を目指す。美容院の会計に特化したセミナー講師としても活動中。
当社は美容業界に特化した会計サービスを提供。数字を活用し、人材流出を防ぎながら、18%の利益率を目指す経営支援を行います。会計業務にとどまらず、経営改善やスタッフ定着率向上のアドバイスを通じて、美容室経営の安定と成長をトータルサポートいたします。
美容室で顧客管理が必要な理由は”お客様の満足度を上げる”ため
- お客様に最適なサービスを提供するため
- リピート率の向上のため
- スタッフ間で情報を共有するため
美容室で顧客管理が必要な理由は”お客様のため”です。
もちろんサロンのためでもありますが、お客様の満足度を高めるための手段です。
お客様に最適なサービスを提供するため
すべてのお客様に同一のサービスを提供するだけでは、お客様のニーズを十分に満たすことができないかもしれません。
顧客管理を通じてお客様の情報を蓄積することで、より個々のニーズに合わせたサービスを提供できるようになります。
リピート率の向上のため
お客様の情報を蓄積していくことで、髪の状態や好みをより深く理解し、ニーズに合った接客が可能になります。
お客様に満足してもらえる施術を提供できれば、その結果としてリピート率の向上が期待できます。
スタッフ間で情報を共有するため
顧客管理を行うことで、担当者以外のスタッフともお客様の情報を共有できます。
次回以降、別のスタッフが対応する際も、これまでの施術履歴やお客様の好み、会話内容などを把握できるため、スムーズな対応が可能になります。
【美容室の顧客管理方法】紙ではなく、デジタルでするのがおすすめ
紙のカルテではなく、デジタルに切り替えて管理しやすい体制を作るべき
顧客管理をする上で、紙での管理をおすすめしていません。
紙をおすすめしない理由
- 情報の紛失や劣化のリスク
- 検索や更新の手間がかかる
- 保管スペースの確保が必要
- スタッフ間での情報共有が難しい
お客様が少ないうちはまだいいですが、長期的に考えた際に紙で顧客情報を管理するメリットはほとんどないです。
【厳選】美容室の顧客管理ソフト・アプリのおすすめ2つを紹介
名称 | 月額プラン料金 |
---|---|
LiMEsalon | フリー:0円 店舗契約プラン:9,240円〜 |
CASTFILE | フリー:0円 ビジネス:1,980円 |
STORES | フリー:0円 スモール:9,790円~ チーム:19,690円~ ビジネス:28,600円~ エンタープライズ:66,000円〜 |



色々な顧客管理ソフト・アプリがありますが、強いて使うなら3つだと感じたため絞りました!
美容室の顧客管理ソフト・アプリ①|LiMEsalon




美容室の顧客管理をデジタルでするときに、まずLiMEを検討してほしい
LiMEは紙の予約表/紙カルテを完全に撤廃し、サロン全体の業務の効率化が実現できます!
製作者が元々美容師なこともあり、美容師目線で”これがあればいい!”が詰め込まれているアプリになります。
ポイント
- リピート顧客化につながる、カルテ共有、メッセージ、来店周期のメッセージなどの機能も充実
- 導入が簡単かつ使いやすい設計になっていて使いやすい
- 基本料金が0円で試しやすい
- スタッフサロン全員のお客様をアプリで閲覧・編集ができる
などなど、費用も使いやすさも他のソフト・アプリと比較をするとおすすめできるところが多くなっています。



顧客管理アプリを検討する際は、まずLiMEを使っていただきたいです!
美容室の顧客管理ソフト・アプリ②|CASTFILE




引用:CASTFILE
コストを抑えつつ、顧客管理をメインとして使いたい場合はおすすめ
パソコン・タブレット対応の美容サロン向けクラウド型カルテサービスです。
使用するデータ容量に応じた2段階の定額プランがあるのですが、CASTFILEのすごいところは2000枚のカルテを無料で使えるところになります。
ポイント
- 無料で2GB(2000枚)まで保存可能
- 写真や手書きメモも残せるのも◎
- 直感的に操作できる使いやすさとシンプルさ
- 基本料金が0円で試しやすい
- スタッフサロン全員のお客様をアプリで閲覧・編集ができる
フリープランでは、全ての機能が2GBまで保存可能・2,000枚のカルテが作成できます。



顧客管理以外にできることは少ないですが、コストを抑えつつ導入したい方におすすめです!
美容室の顧客管理ソフト・アプリ③|STORES




STORESは顧客管理、予約調整・状況の管理、Googleカレンダーとの連携など、予約業務の負担を減らしたいサロンにおすすめのサービス。
他にも決済機能や、集客・販促施策などの機能も備わっているので活用することで運営業務もかなり効率化することが可能です。



ただ、月額のコストが高いことと、できることが多すぎて使いこなすのが難しいところはありそうです。
美容室の顧客管理システム導入のメリット・デメリット



顧客管理システムを美容室に導入するメリットとデメリットとしては、上記の内容が挙げられます。
それぞれ解説していきます!
美容室の顧客管理システム導入のメリット
顧客満足度の向上
顧客の好みや過去の施術履歴を正確に把握することで、個々のお客様に合わせたサービス提供が可能になります。
これにより、リピーターの増加や顧客満足度の向上が期待できます。
効率的なマーケティング
顧客データを活用することで、ターゲットを絞った効果的なマーケティングが可能です。
たとえば、特定の施術を頻繁に受ける顧客に対して、関連するキャンペーンや特典を案内することで、来店頻度を高めることができます。
売上の安定化・向上
定期的なリピート顧客の育成や、特別なキャンペーンの実施により、売上の安定化や向上が期待できます。
また、顧客のニーズを的確に把握することで、新しいメニューやサービスの提案も効果的に行えます。
スタッフの業務効率化
顧客管理システムを導入することで、顧客の情報を簡単に確認・更新でき、スタッフの業務負担が軽減されます。
特に、予約管理やカルテの電子化により、作業時間が短縮され、より多くのお客様に対応できるようになります。
顧客との関係強化
誕生日や記念日、来店頻度に応じた特別なメッセージや割引を提供することで、顧客との関係を強化し、ロイヤルティを高めることができます。
これにより、競合店との差別化が図れます。
データの分析と活用
顧客データを分析することで、売れ筋商品や人気の施術メニューを把握し、経営判断に活かすことができます。
また、来店傾向や購買履歴を基に、次の一手を考えることが可能になります。
セキュリティ面の強化
顧客管理システムを導入することで、顧客情報をデジタルで安全に保管・管理できます。
紙のカルテと比べて、アクセス制限やデータ暗号化など、セキュリティ対策がしっかりしているため、情報漏洩のリスクを大幅に軽減できます。
美容室の顧客管理システム導入のデメリット
毎月の維持費がかかる
顧客管理システムを導入すると、システムの使用料やクラウドストレージの料金など、毎月の維持費が発生します。
長期的には業務効率化や売上向上に貢献する可能性がありますが、初期投資やランニングコストを考慮する必要があります
特に小規模な美容室では、これが負担になることもあるため、導入前に費用対効果を十分に検討することが大切です。
慣れるまでの時間が必要
新しいシステムに慣れるには、一定の学習期間が必要です。
特に、スタッフ全員がシステムを使いこなせるようになるまでには、研修や実践を通じた習熟が求められます。



もし導入するなら、シンプルで使いやすいものを入れるのがおすすめです!
まとめ
おすすめのソフト・アプリ
名称 | 月額プラン料金 |
---|---|
LiMEsalon | フリー:0円 店舗契約プラン:9,240円〜 |
CASTFILE | フリー:0円 ビジネス:1,980円 |
STORES | フリー:0円 スモール:9,790円~ チーム:19,690円~ ビジネス:28,600円~ エンタープライズ:66,000円〜 |
導入するメリット・デメリット
美容室における顧客管理システムの導入は、顧客満足度の向上や効率的なマーケティング、売上の安定化といった多くのメリットをもたらします。
特に、個々のお客様に合ったサービスを提供することで、リピート率を高め、サロン全体の成長に繋がります。
顧客管理システムを活用することで、スタッフの業務効率化を図りながら、顧客との信頼関係をさらに深めていくことが可能です。
これからのサロン経営において、デジタル化された顧客管理は欠かせない要素になりますので、導入されていないサロンはぜひ参考にしていただき前向きにご検討ください!
美容室顧客管理ソフト・アプリに関するよくある質問
- 顧客管理システムの導入にはどれくらいのコストがかかりますか?
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初期導入費用はシステムによって異なりますが、月額の維持費として数千円から数万円程度が一般的です。具体的な費用は、システムの機能や利用するサロンの規模に応じて変わります。
- 顧客管理システムを導入することで、本当に売上が向上しますか?
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はい、適切に活用することで、リピート率の向上やターゲットを絞ったマーケティングが可能になります。これにより、売上の安定化・向上が期待できます。
- 保健所の審査において求められる消毒済みのハサミやブラシ、櫛を収納する棚は具体的にどのようなものが適しているのでしょうか?
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消毒済みの器具を保管する棚や容器は、蓋付きのプラスチックまたはステンレスの容器で、ハサミやブラシがしっかり収まる大きさのものが適しています。また、埃が入らないように扉付きの収納棚を用意するのも良い選択です。これにより、清潔さを維持しながら器具を保管できます。
- 顧客のデータが漏洩する心配はありませんか?
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顧客管理システムは、データ暗号化やアクセス制限など、セキュリティ面で強化されています。また、クラウドベースのシステムでは、定期的なバックアップが行われるため、データの安全性が確保されています。
- システムのサポート体制はどうなっていますか?
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多くの顧客管理システムでは、導入後もサポートが提供されています。システムの使い方に関する質問やトラブルが発生した際は、専用のサポートチームが対応してくれますので、安心して運用できます。
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